おやごころ かみごころ

金光教の教会で御用させて頂く日々の中で感じた神様の話

助かりのための練習帳


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一昨日と昨日
教区の会合に泊まりがけで参加させて
頂いた

頂いている役目上欠席はしたくなかった
しかし家事等のことで
当初は泊まるつもりはなく
一日目に一旦帰って
翌日また出直すつもりでいたが
思いがけず主人の方から
「そんな無駄なことをせんでも泊まってきたらええやん?」
と言ってくれたので
遠慮なくそうさせて頂くことにした。
さらに
そのことを知った主人の母がこどもたちのことや食事の準備等していくのが大変だろうからとわたしの留守中泊まってくださることにもなった

 

家族の心を通して神様が
「しっかり研鑽してきなさい」
「お役に立ってきなさい」
と働きかけをしてくだっていることを実感した

2日にわたっての会合は無事に終わり
帰路についた。
新幹線のなかで
晩御飯のメニューをあれやこれや考えていた

駅につくと
その日会社が休みだった主人が
長男と一緒に車で迎えにきてくれた

うれしい!有り難い!もったいない!
そんな気持ちで帰ってみると
台所にはコロッケやら唐揚げのお惣菜
炊飯ジャーには炊き込みご飯が炊かれていた

 

至れり尽くせりである

 

それを見てわたしは
「やったー。今日は晩御飯簡単でいいやー」
と得した気分にヤレヤレと思った

そして

簡単なおかずを少しだけ作り
お惣菜と炊き込みご飯と共に食卓に並べた

 

ところが食事しながら
主人の機嫌があまりよくない
なんだかグチグチとイヤミっぽく言うのだ

 

会合も無事参加でき
せっかく有り難い気持ちで喜んでいたのに
そんなん言わなくても。。。とか
疲れて帰ってきたのに。。とか
わたしの心の中にもたちまち
不平不足の雲がモヤモヤと立ち現れ
喜びの心

感謝の心が一気に隠れてしまった

後で知ったが

コロッケやら唐揚げやら
簡単に出来るおかずの材料は主人の母が
用意してくれたものらしい
きっと
疲れて帰ってきて晩御飯作るのは
大変だからと思って用意していて
くれたに違いない

そして炊き込みご飯の方はレトルトのものに
少し野菜を加えて主人が炊いたようだ

 

落ち着いて考えてみると
わたしは
主人や主人の母の真心に甘えて
思いっきり
ぶら下がってしまってたなあと思う
そんなわたしの甘え心が主人を不機嫌にさせたのだ

 

「わが身わが一家を練習帳にして神のおかげを受けて人を助けよ」
とみ教えがあるけれど
一番近しい家族というのは
わたしの本質をよく知っている存在
である 
わたしにとって家族との間のことは
どんなこともみな

「わたしの助かりの道しるべ」だ

ところが
こうすればよいと
頭で分かっていても
なかなかその通りになぞれない

家族の心も
わたしの心もまさにそういうものだな


でも駄目だとあきらめずに
何度も何度も

出来るまで稽古だ