おやごころ かみごころ

金光教の教会で御用させて頂く日々の中で感じた神様の話

御用うら話


f:id:fonwaka3:20190404154955j:image


去る2月初めの頃、
ご本部で御用されている
同期のT先生からお電話を頂いた

春の大祭の朝の集会
講師の御用依頼の電話だった

その時点ですでに

同日に典楽の御用が決まっていて
スケジュール的に大丈夫かなと思ったが
典楽会支部の先生に伺ったら
差し支えなしとのことだったので
講師の御用を受けさせて頂いた。

教団では

今年、立教160年という大切なお年柄。
それに加えて
うちの教会の初代教会長先生の100年と
私の祖父で三代教会長先生45年の式年というお年でうちの教会としても大切な節目

 

こういう意義深い年に
講師の御用にお使い頂くということは
まさに気の引き締まる思いであったし、
同時に鳥肌が立つ思いがした
と、いうのも、、、

 

今年はある御霊の20年ともなる年で
今年もし何かしら講師の御用依頼があれば
その御霊についてのお話をさせて頂きたいと
昨年親教会でお取次願っていたからだ

その御霊のことはずっと心の奥深くに
しまっていたのだが、
数年前に
うちの連合会の信奉者集会に
講師でお越しになったK先生の講話を
拝聴したことをきっかけに、
いつかその御霊のことを話し、お役に立てたらいいなあと思うようになった。
K先生にもその集会の帰り道、自分の今の気持ちを聞いて頂いたのだが、喜んでくださり、ぜひおかげを頂いてと励ましてくださった。

 

集会から数ヶ月のこと。
ご本部でK先生とお会いした。

その時に何故か同期のT 先生とバッタリ会い、3人で立ち話をする形になった。

K 先生は、
「今度、信行期間の朝の教話の御用をさせて頂くのだけど、あなたのお話(K 先生の講話を聞いていつか、ある御霊の話が出来たらいいなあと思わされたということ)をさせて頂いてもいいかしら?」

と訊ねられた。
私は二つ返事で了承させて頂いた。

 

ご本部のHP でそのK 先生の教話を

後日聞かせて頂いたが、

改めてこのことをいつか実現させて頂けたらいいなと思わされた。
しかし、その時の私は、

その実現はまだまだ先だと思っていた。

 

ところがよくよく考えてみると
今年がその御霊の20年の式年であることに

気がつきこの節目に是非おかげ頂きたいとの

気持ちにいつしかならされていて、
昨年末、親教会にお取次願った。
事情をよくよくご存知の親先生は
「無理はせんでいいよ」

とお気遣いくださった。

 

そして、2月T先生から依頼の電話を頂き
思わず鳥肌が立ってしまったという訳だ。

 

まだまだ実現は先だと決めつけていたので
その御霊について何をどう話せばよいか、
その時点では皆無だった。
親先生も無理はせんでよいと仰ってるから
ここは、無難にその話に触れなくても

よいかもとも思ったが、とにかく原稿を

作らせて頂いてから決めようと思った。

取りかかってみると
原稿の作成は思いのほか

精神的に辛い作業だった
一時はかなりブルーになり、
他の御用が手につかなくなる時もあり
何度も止めようと思ったが、
なんとか形にしたい

という気持ちも負けじとあり、
ぼちぼちと原稿を書かせて頂いた。


すると
昔の出来事の点と点とがつながっていき、
そのうちにわたしの頂いてきた
おかげの道筋がはっきり分からされてきた。
そして、出来上がった時には
改めて
「おかげ頂いての今」

であることを改めて実感し、
ぜひ話させて頂き、お役に立たせて頂きたいと思えた。

 

いよいよ当日の朝、
不安と緊張で早く目が覚めてしまった私に
いつも典楽でお世話になっているO先生が
朝一番で御神米を頂かせてくださった。
それを頂き
神様がついてくださってるから大丈夫だと
思わされた。

 

無事本番は終わった。あっという間だった。


その後、典楽の御用の準備をさせて
頂いてたときに
同期のT先生がわざわざ訪ねてきてくださってお土産をくださった。

 

すべて御用が終わり
教会へ無事帰らせて頂き
T先生からのお土産をご神前に
お供えさせて頂きながら
改めて様々な方からのお祈りぞえを頂いたことを御礼申しつつ、
お役に立たせて頂きたいと御用に臨んだけど
「自分自身が一番おかげを頂いたんだなあ」
と思わされた。


と、いうのも
昨年末と2月に信者さんが
相次いでお国替えされた
一人は癌の闘病の末、50代で、
もう一人は私が産まれる前から信徒総代を
されている、教会の要の方ともいえる方だった
お二人ともおかげを頂いてのことだったけど
正直寂しさは拭えなかった。

だからなおさら
今回の御用は
「悲しみに溺れずにガンバレ」との
神様からのエールと感じた

その神様のおはからいに
改めて御礼申さずにはいられない。

 

もちろんホッとしている場合ではなかった
またここから、リスタート。

 

ちなみに今年初めに頂いたみ教えは
「真にありがたしと思う心、すぐにみかげのはじめなり」

だった

 

また、ここからの茨の道を

元気な心で進ませて頂きたいものだ

 

 

追伸

おかげ頂き
ブログを更新する暇がなかなか取れません
けどもこれからもボチボチと続けていきたい
と思います。